牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人がいるのはなぜ?
そのような症状を乳糖不耐症といいます。
牛乳アレルギーとは違う症状で、小腸の働きがおかしいせいで起こるものです。ラクターゼという分解酵素がうまく活動しないところに牛乳の糖分(乳糖といいます)を含んでいる牛乳のような食品が来ると、その乳糖をうまく分解できずに乳糖も吸収できません。その結果、腸管内に乳糖が残ってしまい、その後に腸内細菌が乳糖を分解します。ここでガスが発生して腸を圧迫し、また水分が大腸に押し寄せ、最終的に下痢症状となってしまいます。
大人になってからゴロゴロするようになる人もいて、日本人の約10%が乳糖不耐症だと言われています。そんな人は食べ物と一緒に牛乳を飲んだり、温めてコーヒー紅茶に入れて飲んだり、10~30%の乳糖が分解されているヨーグルトやチーズもいいでしょう。
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